ここでは、寝ても眠くなる原因を見ていきましょう。あなたが日中や食後などに眠くなり困っているのであれば、これから紹介する原因の中に該当するものがあるかもしれません。

単純に睡眠時間が足りていない

十分な睡眠時間が確保できていないと眠気が収まらず、なかなかスッキリとしないということがあります。時分では寝ているつもりでも、日常的に睡眠時間がたりていないことも考えられるので注意が必要です。

例えば、周りの人が「6時間睡眠で十分」と言っていても、必ずしも自分もそうだとは限らないのです。必要な

睡眠時間の長さには個人差がある

ため、自分がどのくらい寝ないと活動に影響を与えるのか知ることが重要になります。

人間の睡眠時間のタイプは3つに分類されています。

  1. ショートスリーパー
  2. ロングスリーパー
  3. バリアブルスリーパー

ショートスリーパーは6時間未満の睡眠でも活動できるので、時間を有効活用できると話題になりました。その逆にロングスリーパーとは10時間以上の睡眠を要していて、アインシュタインがまさにこのタイプだったと言われています。

実際、日本人の数%の人がロングスリーパーなのですが、あまり多くはありません。バリアブルスリーパーはショートスリーパーとロングスリーパーの間のタイプで、6~10時間程度の睡眠を必要とする一般的なタイプとされています。日本人の多くはバリアブルスリーパーです。

さて、眠気にお困りの場合問題となるのはロングスリーパーです。

長い時間眠らないとスッキリせず、かと言って周囲の人よりも睡眠時間を長く取るのは簡単なことではありません。そのため、会社勤めをしていて大事な仕事の真っ最中であったとしても、強い眠気に襲われることがあり得ます。

そんなロングスリーパーでも困らなくなるアイテムとして、近年では睡眠サプリなるものが登場しました。睡眠薬では服用の方法によっては命が危険にさらされることから、睡眠サプリを試す人達が増えているようです。

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体内時計・サーカディアンリズムが乱れている

先ほど眠気のメカニズムでご紹介した体内時計は、概日リズムやサーカディアンリズムとも呼ばれています。その体内時計が乱れていると眠気が収まらなかったり、変な時間に眠くなってしまったりするのです。

主に変則的なリズムで生活することが原因ですが、仕事柄どうしてもシフトが変則的だという場合や受験生で朝方まで勉強してしまっている場合などが当てはまるでしょう。

脳がしっかり休めていない

睡眠時間が短かったり、熟睡できていなかったりすると脳が十分に休めず昼夜問わず眠気が襲うようになります。眠る時間が遅くなったりして睡眠不足だとはっきりわかっていれば、睡眠不足を解消するだけで問題は解決しますが、しっかり寝たつもりなのになんだか眠気が起こりやすい…と感じた場合は、脳が休息できずに疲れている状態の可能性があるでしょう。

人間の脳は生きていくために体を動かし、機能を保ち、常に働いている状態です。そのため、睡眠を取ることで脳を休ませ、起きている間を中心に正常に働くようにしてあげる必要があります。

脳に疲れがたまっていくと、自然とプロスタグランジンD2という物質が増えて睡眠を促します。この物質は時間に関係なく疲労度合いで分泌されるため、日中でも容赦なく眠気を起こしてしまうのです。

オレキシンの分泌量が減っている

オレキシンは脳にある視床下部の食欲中枢から分泌され、空腹時は分泌量がアップするものです。食事を摂り満腹になると分泌量が減り、それとともに眠気が起こります。それはオレキシンが覚醒状態にする作用を持っているからです。

食後にどうしようもない眠気に襲われてしまった経験があるでしょう。授業中や仕事中に居眠りをしてしまい、よく教師や上司に叱られた!という人も多く見かけますが、その眠気はオレキシンによるものであるため仕方のないことなのです。

ストレスが溜まってしまっている

様々なストレスによって眠気が起こることがあります。ストレスとは、外部からの刺激によって身体的、精神的に反応が出ている状態のことです。刺激には以下のようなものがあり、どれか1つによるストレスとは限りません。

・対人関係(友人関係、職場での関係)

・不安

・怒りや苛立ち

・悲しみ

・緊張

・焦り

・家庭環境

・環境的刺激(寒暖差、光、音など)

・アルコール、ニコチンなどの科学的刺激

・病気などによる刺激

ストレスが溜まっているとコルチコトロピン(CRH)というホルモンが脳から分泌されます。CRHは睡眠を抑制するため、寝つきが悪くなったり浅い眠りになったりして睡眠不足の状態になり、日中にも眠気が起きやすくなると考えられます。

二酸化炭素濃度が高いところにいる

どこかの部屋を使用した授業や会議などで急に眠気が起こることがあります。それは密室で酸素濃度が低く、二酸化炭素濃度が高い状態になっているからです。

二酸化炭素濃度が高いところにいると次第に集中できなくなり、仕事中でも効率が悪くなるということが研究でわかっています。

体の冷えで熟睡できていない

体温が下がっていくと眠気が起こるというメカニズムですが、もともと体温が低いとそれ以上下がらず眠気が起こりにくくなります。そのため、女性に多いとされる体の冷えは快眠の妨げとなるのです。

深部体温、つまり体の奥深くの温度は日中に高まり、夜になると低くなります。自然にそうなる仕組みではありますが、クーラーに当たりすぎたり、冷え性だったりすると深部体温は常に低いままとなるでしょう。体が冷えていると筋肉が収縮した状態なので、リラックスもしづらくなり熟睡できません。

生理中で体温が上昇している

生理前から生理中にかけて眠気が強くなり困っているという女性は少なくありません。この場合の眠気には、生理によるホルモンバランスの変化が関係しています。

生理2週間ほど前の黄体期になると、プロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌が活発になります。プロゲステロンには、

  • 体温上昇
  • 眠気を促す

という働きがあるのですが、体温上昇することによって寝つきが悪く、浅い眠りが増え、熟睡できていない状態になりがちです。それに加えてもともと眠気を促す作用があるため、このプロゲステロンが多く分泌されている間は日中にとても眠くなりやすくなってしまいます。

スマホやパソコンなどの使用で心身ともに疲労している

昔と違い、いつでもどこでもネットを介してコミュニケーションが取れるようになりました。しかし、それによって常に誰かとつながっている状態になっていたり、なんでもデジタル機器に頼るようになったりしてしまうことが増えています。

スマホやタブレット、PCなどのデジタル機器は便利ではあるものの、仕事やコミュニケーションのツール、ゲーム、音楽プレイヤーなど様々な用途に使われていて、ついつい長い時間画面を見つめてしまいがちです。

そうすると目からブルーライトの刺激を受けて、体内時計が乱れ、睡眠に影響を与えてしまいます。特に夕方から夜にかけてずっとデジタル機器を使用していると眠りの妨げとなるでしょう。

また、メールやSNSの返信を早くしなくてはというプレッシャーからストレスが溜まってしまうということも増えています。前述した通り、ストレスを溜めるのも睡眠の質を下げてしまうので注意が必要です。

睡眠時間を削ってまでスマホをいじるという人も多いですが、ベッドや布団にはスマホを持ち込まないことや就寝前の使用を控えることなどの工夫をしないと疲れが取れにくくなり、翌日眠気が襲うケースがあります。

デジタル機器の使用回数、使用時間が多く、夜間の使用も頻繁だという人は特に眠気が取れにくい可能性が高いため、生活を見直し、生活習慣の改善が必要でしょう。

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